好きな人との会話に緊張してしまう人が実践すべき5つの対処法

自分主体の会話と返答



そもそも「自分主体の会話」をしてしまう人は問題だとしました。ここでのポイントはそれを自覚できない人です。どこが自分の問題なのかわからないのですから、一番重症です。

相手が「先日、こんなことがあったのでこう対処した」と話してきたとします。それに対して「それは、自分なら別の対処をするかも」と言ったらどうでしょう。間違いなく会話が続かなくなります。

「昨日、こんなことがあって頭にきた」と相手が話すのに対して、「そう?私ならそんなに怒らないなあ」と答えるのも同様です。どちらも相手の気持ちを否定しているからです。

実は相手は過去の出来事を雑談として普通に話しているだけかもしれません。こちらの意見や考えを具体的に求めているわけではないのかもしれません。それに対して自分の意見をぶつけるようにしたら、会話は続かなくて当たり前でしょう。これで話が続く場合はきっと口論になっている時でしょう。

自分ではなかなか気がつきにくいのですが、こうした話し方をする人はおそらく自己顕示欲が強いとおもわれます。「私ならこう対処する」、「私ならそんな判断はしない」などと言われたら「あなたは間違っている」と相手は確実に感じるでしょう。気を悪くしない人なんていないのです。

まずは相手の気持ちを尊重することが大切で、これこそが相手主体の会話の基本というわけです。これを意識するだけで会話のリズムがかなり改善されます。